塚本社長は冒頭、「誠に遺憾ながら赤字計上を余儀なくされた。株主の皆様にご迷惑をおかけしました」と陳謝した。
09年3月期連結決算は金融危機の影響で5888億円の最終赤字となった。同時にみずほFG株価も昨年夏の半分以下の240円前後で推移している。
株主から「(3メガの)他行より時価総額や配当が低いのに、役員報酬は1人当たり3000万円は多過ぎる」との批判が出ると、会場からはこれに同調する拍手が起きた。みずほFGは財務基盤強化のため最大6000億円の普通株増資を行う予定で、既存株主にとっては株式価値の希薄化につながりかねない。それだけに役員報酬に対する視線も厳しさを増している。
会社側は6月から3カ月間、役員報酬の20%をカットしている
設計事務所ことなどを説明。さらに、塚本社長が「新経営陣で企業価値を向上させたい」との決意を語り、理解を求めた。
一方、みずほコーポレート銀行とみずほ銀行が持ち株会社にぶら下がる2バンク制についても、株主からは「新聞や雑誌にみずほの悪い記事が多いのは2バンク制
アクサダイレクト(による経費の増加や連携の不備など)が一因ではないか」などの質問が出た。
塚本社長は「2バンク制は完成の域に達していない。
チューリッヒインフラの共通化やグループの連携を密にして、今後もこのモデルを進化・発展させる」と述べた。
旧3行の出身者が持ち株会社と2銀行で首脳ポストを分け合う“たすき掛け”人事への批判については「適材適所で選んでいる」(幹部)と説明した。